七釜温泉は、浜坂温泉郷と呼ばれる「七釜温泉」「二日市温泉」「浜坂温泉」の三つの温泉地の一つです。
兵庫県内で唯一、全国に79ヶ所ある「国民保養温泉地」の指定を受けており、療養、保養、休養に適した健全な温泉地です。(令和4年現在)
環境省 国民保養温泉地紹介HP
https://www.env.go.jp/nature/onsen/area/
源泉成分は、ナトリウムやカルシウムを含んだ硫酸塩泉です。
「こたついらずの温泉」と言われ親しまれています。
七釜地名伝説
七釜(しちかま)の地名の由来には大きくは「塩釜説」と「古墳説」があります。
塩釜説は、昔、入り江になっていたこの地の海岸で塩をたいた釜が七つあったことによります。
一方、古墳説は点々と存在する墳墓が釜のように見えたからとも言われています。
また、水の沸く所をカマ(釜)とかツボ(壺)と呼ぶところから温泉の湧出によりカマの連想が働いたと考える湧水地説もあります。
どの説にしても、吉数の「七」を取り入れたところに、先人たちの思いの程がうかがえます。
七釜温泉分析書(抜粋)
湧出地:兵庫県美方郡新温泉町(旧:浜坂町)七釜字前田797-9
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性中性高温泉
泉温:53.1度(気温28.5度)
※浴槽には熱交換(非加水)で、熱湯消毒(非塩素消毒)し適温でご入浴頂きます。
湧出量:448リットル/分(掘削、ポンプ揚水)
知覚的試験:微弱な黄褐色、澄明、無味、無臭。
pH値:7.38
ラドン(Rn):7.9Bq/kg未満(0.6マッヘ単位未満)
調査:兵庫県立健康科学研究所
調査及び試験年月日:平成30年9月5日
七釜温泉分析書(新温泉町役場HPに掲載)
https://www.town.shinonsen.hyogo.jp/uppdf/1544775518.pdf
療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症は次のとおりです。
【浴用の禁忌症】
・一般的禁忌症 病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期。
・泉質別禁忌症 該当項目なし。
【浴用の適応症】
・療養泉の一般的適応症
筋肉又は関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進。
・泉質別適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症。
ゆ~らく館のお湯について
引湯の方法は、711.3mの距離をパイプにより行なっています。
加水は一切しておりません。
浴槽は毎日清掃し、絶えず新しい湯を注いでいます。
館内には飲用専用の設備がありません
敷地面積2,257.87平米の敷地に延べ床面積570平米の施設(鉄筋コンクリート造(一部木造)平屋建て)。
施設は、石風呂や桧風呂、露天釜風呂、多目的風呂など10の浴槽と足湯、32畳の研修室を備えています。
また、自然環境展示ホールもあり、山陰但馬地域などが紹介されます。
※日替わりで男湯と女湯が入れ替わりますので、ご希望の浴槽がご利用できない事もございますので予めご了承下さいませ。
露天岩風呂 |
露天釜風呂 |
多目的風呂 (桧風呂・露天釜風呂 計2据) |
足湯:無料 足湯は休止しています(2023.5.2更新) |
研修室 (和室32畳):無料 |
自然環境展示ホール:無料 |
館内では、タオル(300円)・バスタオル(500円)、髭剃り用カミソリ&クリームセット(200円)を販売しております。
浴室にはボディソープ・シャンプーを備え付けております。
また、身障者の方用椅子もございます。 ベビーバスも準備しておりますので受付にお申し付け下さいませ。
(数に限りがございます。 貸し出し中の場合はご容赦願います。)
館内ではジュース類の販売(自販機)をしております。
駐車場スペース 普通車39台(第一駐車場24台・第二駐車場15台)、その他に29人乗りのマイクロバスが2台駐車可能です。
ノートパソコンやスマートフォン等のモバイル機器をWi-Fiご利用頂けます。
詳しくはスタッフにお尋ね下さい。