七釜温泉は、浜坂温泉郷と呼ばれる「七釜温泉」「二日市温泉」「浜坂温泉」の三つの温泉地の一つです。
兵庫県内で唯一、全国に91ヶ所ある「国民保養温泉地」の指定を受けており、療養、保養、休養に適した健全な温泉地です。(2004年現在)
源泉成分は、ナトリウムやカルシウムを含んだ硫酸塩高温泉です。
「こたついらずの温泉」と言われ親しまれています。
七釜地名伝説
七釜(しちかま)の地名の由来には大きくは「塩釜説」と「古墳説」があります。
塩釜説は、昔、入り江になっていたこの地の海岸で塩をたいた釜が七つあったことによります。
一方、古墳説は点々と存在する墳墓が釜のように見えたからとも言われています。
また、水の沸く所をカマ(釜)とかツボ(壺)と呼ぶところから温泉の湧出によりカマの連想が働いたと考える湧水地説もあります。
どの説にしても、吉数の「七」を取り入れたところに、先人たちの思いの程がうかがえます。
七釜温泉分析書(抜粋)
湧出地:兵庫県美方郡新温泉町(旧:浜坂町)七釜字前田797-9
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩高温泉(Na・Ca-SO4泉) 低張性、中性、高温泉
泉温:51.3度(気温26.7度)
※浴槽には熱交換(非加水)で、熱湯消毒(非塩素消毒)し適温でご入浴頂きます。
湧出量:720リットル/分(掘削、ポンプ揚水)
知覚的試験:無色澄明、わずかに苦味を有す。
pH値:7.42
ラドン(Rn):7.91Bq/kg(0.59マッヘ単位)
調査及び試験者:兵庫県立健康生活科学研究所〔矢野美穂、山本研三、前田絵理〕
調査及び試験年月日:平成21年6月19日
療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症は次のとおりです。
浴用の禁忌症:1、急性疾患(特に熱のある場合) 2、活動性の結核 3、悪性腫瘍 4、重い心臓病 5、呼吸不全 6、腎不全 7、出血性疾患 8、高度の貧血 9、その他一般に病勢進行中の疾患 10、妊娠中(特に初期と末期) 11、高温浴禁忌症(42度以上)
a.高度の動脈硬化症 b.高血圧症 c.心臓病
浴用の適応症:1、神経痛 2、筋肉痛 3、関節痛 4、五十肩 5、運動麻痺 6、関節のこわばり 7、うちみ 8、くじき 9、慢性消化器病 10、痔疾 11、冷え性 12、病後回復期 13、疲労回復 14、健康増進 15、動脈硬化症(42度以下での浴用の適応症) 16、切り傷 17、やけど 18、慢性皮膚病
飲用上の注意: 飲用の許容量は1日につき330ml以内とし、長期にわたり飲用したい場合には温泉について専門的知識を有する医師の指示を必ず受けること。 なお8才から15才までの飲用の許容量は1日につき160ml以内とし、乳幼児の飲用は避けること。 館内には飲用専用の設備がありません
飲用の適応性:1、慢性胆嚢炎 2、胆石症 3、慢性便秘 4、肥満症 5、痛風
ゆ~らく館のお湯について
引湯の方法は、711.3mの距離をパイプにより行なっています。
加水は一切しておりません。
夜間は貯湯槽に貯湯するため、衛生管理の目的から60℃まで加温をしています。
湯温は、熱交換方式により入浴に最適な温度に調整しています。
浴槽は毎日清掃し、新しい湯を注いでいます。
敷地面積2,257.87平米の敷地に延べ床面積570平米の施設(鉄筋コンクリート造(一部木造)平屋建て)。
施設は、石風呂や桧風呂、露天釜風呂、多目的風呂など10の浴槽と足湯、32畳の研修室を備えています。
また、自然環境展示ホールもあり、山陰海岸国立公園、田君川のバイカモなどが紹介されます。
※日替わりで男湯と女湯が入れ替わりますので、ご希望の浴槽がご利用できない事もございますので予めご了承下さいませ。
![]() 露天岩風呂 |
![]() 露天釜風呂 |
![]() 多目的風呂 (桧風呂・露天釜風呂 計2据) |
![]() 足湯:無料 ■足湯は当面休止します■(2022.3更新) |
![]() 研修室 (和室32畳):無料 |
![]() 自然環境展示ホール:無料 |
館内では、タオル(300円)・バスタオル(500円)、髭剃り用カミソリ&クリームセット(200円)を販売しております。
浴室にはボディソープ・シャンプーを備え付けております。
また、身障者の方用椅子もございます。 ベビーバスも準備しておりますので受付にお申し付け下さいませ。
(数に限りがございます。 貸し出し中の場合はご容赦願います。)
館内ではジュース類の販売(自販機)をしております。
駐車場スペース 普通車39台(第一駐車場24台・第二駐車場15台)、その他に29人乗りのマイクロバスが2台駐車可能です。
ノートパソコンやスマートフォン等のモバイル機器をWi-Fiご利用頂けます。
詳しくはスタッフにお尋ね下さい。